表現する~歌にメリハリを付けるには?
歌が一本調子だとか、のぺ―っとしている、
と悩んでいる人も多いです。
また、「こうじゃないと、歌っている気がしない!」とばかりに、
常に最大限マックスの大声で歌ってしまうため、
それ以上、変化のつけようがない歌い方になってしまう人もいます。
声を張るところと抜くところ、強弱をつけることが分からない・
意識したことがない、というのも原因の一つです。
まずは、下記を意識しましょう。
f(フォルテ)、 mf(メゾフォルテ)、 mp(メゾピアノ)、
<(クレッシェンド)、>(デクレッシェンド)
サビの盛り上がりに向かって大きな声を取っておき、
だんだん強く変化させていくだけでも、
ドラマティックになります。
そして段々音を小さくしていくことでエンディングに向かう等、
聴き手が心地よく歌を聴いていられます。
例えば、クレッシェンドでは、
息を止めないで少しずつ、
最初は息の流れを弱く、少なく出す。
そして、フレーズの終わりに向かって、
段々息を多めにしていきます。
ほか、p(ピアノ)で始めてf(フォルテ)にもっていくと、
息を止めないで歌えるのでやりやすいですね。
こういうことを意識して歌うだけで、
かなり曲に表情がつきます。
歌詞を読む
「この歌はどういう歌ですか?」
と訊かれて、「ええと・・・??」となったことはありませんか?
歌はメロディと歌詞の組み合わせです。
ところが、歌詞があいまいなまま、
適当に、曲調やメロディの雰囲気で歌われてしまうのです。
歌詞が、言葉が、何の意味も持たずにただ流れてしまいます。
メロディーに「音声」を乗せているだけの歌では、
聴く人のココロを打ちませんよね。
あなたがこの曲にどんなイメージを浮かべて歌っているのか?
歌詞(言葉)をどう伝えたいのか?
それには、聴いている人の耳に、
言葉が心地よく残る発音が必要になります。
その言葉がより明瞭になるための発音を、
母音で練習して、鍛えましょう!
独りよがりな歌い方に気をつけよう
気を付けなければいけないのが、独りよがりな歌い方!
情感たっぷりに歌っている(つもりな)のに、
聴いている人には、その感情が全く伝わっていない、
ということは、実はたくさんあります。
歌詞を読むと関係がありますが、
聴いている人に、歌っているあなたの世界が
ありありと目の前に浮かぶように、
イメージしてもらえる歌が歌えるように、
そこを目指しましょう!
この曲のストーリーは?
あなたが曲の細かいシチュエーションを
理解すればするほど、自分の中で明確になればなるほど、
聴き手にありありとイメージさせることができますよ!
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