◆コラム:合わせるとは?
(※当日前の執筆です)
31日の土曜日に前田の師匠主催の試演会(発表会)があります。
初オペラの二重奏・合唱、、、
で、お盆に初合わせを行い、プロのソプラノ、ピアニストと合わせました。
不思議と相手のメロディにつられることはなかったのですが、
自分の音取りに苦しむ箇所がちらほら。
オペラ等のピアノ伴奏って、和音の構成音を、
あえて弾いていないことがあって、メロディの音が取りにくかったり、
オクターブ違いで弾いていたり、あちこちにその音が散っていたりと、
きちんと聴いていないとわからない、、、
等等、様々な気づきがありました。
ああ、絶対音感が欲しい(笑)
ほか、ピアノ伴奏なしのソプラノとテノール(マエダ)だけの箇所もあって、
ここをきちんと合わせるのも大変です。
ハモッてテンポを合わせて感情込めて―
・・・オペラって、芝居ですからね。
まあ、相手は百戦錬磨のプロですから、
細かいところは前田に合わせてくれていますが、
こちらからも合わそうと努めないと話になりません。
試演会だから、ということもできますが、
より高いレベルを目指しているマエダといたしましては、
プロ中のプロと一緒に演奏するステージに立てる、
というのは何物にもかえがたい経験。
こちらからも積極的に攻めていかなくては!
と思っています。
で、皆さまも弾き合い会で様々な経験をしています。
ソロでもコラボでも、最初は楽しくてもそのうちに
「あれ??」と行き詰ることも出てくるでしょう。
それは、ただ単に歌っている・聴いている・一緒に弾いているだけ、で、
曲・相手の演奏を理解していない、先を予測していない、
だからハモれない、よって合わない、上手く弾けている気がしない、
ということだと前田は思っています。
・ギターの和音(コード)の上にメロディーを乗せハーモニーを彩る
・相手と自分があたかも同化しているように気持ちよく合わせる
一人弾き語りでも、ギターと歌とのハーモニーを醸し出すことが必要ですし、
コラボならなおさら気を付けることが多々ありますよね。
じゃ、どうすりゃええのん??
という疑問に、まず一つお答えします(笑)
マエダがソプラノの方と合わせる際実際にしたことは、
「相手の口をよく見る」
です。相手の’発語の瞬間’をよく見て、’次の発語の瞬間’を予測し、
それに合わせました。
同時にピアノ伴奏をよく聴いて、リズムの確認、音の確認、入りの確認をします。
息を合わせる、呼吸を合わせるとはよくいいますが、
歌う際に相手の口元を見るのは、
その息を吐く瞬間=歌う瞬間
に合わせられ、かつ、そのままメロディのフレーズにも合わせられるので、お薦めです!
吸った瞬間に合わせてもいいのですが、
いつ吐くのか=歌い出すのか?
が予測できていなければなりません。
これも相手がいつもどこでどう吸うのか、
そのパターンがつかめれば、どう吐くかは予想できますね。
まあ、リズムに乗っていれば、そのリズムに合わせて、
吸う・吐くが予測できますけどね。
状況に応じて使い分ければよいと思います。
参考になれば幸いです♪