このブログの管理人兼執筆者の前田です。
いま、音楽について、いろいろと勉強し直しています。
そこで、、、
音の3要素
さて、「音の3要素」ってご存知ですか?
音高、音量、音色
これらを指します。
ピッチ
音高、つまり音の高さをピッチといいます。
1秒間でどれだけの振動数があるのか、
これを「周波数(Hz)」で表します。
周波数が440Hzなら、1秒間に440回振動する音ですね。
周波数が高いと高い音、低いと低い音です。
余談ですが、440Hzって、我々昭和のギター弾きならなじみがあるはずです。
そう、チュ―ニングメーターなど買えなかった(知らなかった?)、
中高校生の時に使っていた、「音叉」ですね。
前田も家のどこかにあるはずです。
今でも使っている人いるのかなあ。。。
閑話休題
音量
音量。db(デシベル)で表します。
音楽ではP(ピアノ)やf(フォルテ)とかですね。
音色とは?
さあ、今日のメインテーマである「音色」です。
ギターサウンドや歌声に絞って述べていきましょう。
例えば「透明感のある歌声」、
「迫力のあるギターサウンド」等々、
音色はその人の歌声やギターの個性、
いわば「カラー」を言い表す「言葉」によって、
表現されるものですね。
ここで「あれ??」と思いませんか?
音高(ピッチ)は、高い―低い
音量は、大きい―小さい
と’一次元’的な’尺度’で表すことができるのです。
もっと簡単に言えば、数字で表せるのですね。
が!
音色はそうではありません。
その人の演奏を聴いた感じを、「澄んだ歌声」
「やわらかいギターサウンド」
といった様々な’印象’で表現できるのです。
これを音色の ‘印象的側面’ といいます。
音色の3つの次元
多くの研究によって、’聴いた感じ’の音色を説明するには、
少なくとも3つの次元(軸)が必要といわれています。
それらは
・迫力(同上):豊かな、力強い 等
・明るさ、甲高さ(同上):明るい、キラキラした、華やかな 等
によって三次元的に表現できるのです。
音色は、不思議なことにどうしてだか
「視覚」に関係した言葉で表せることが多いようです。
太古の昔から、
吹き抜ける風に揺れる、
熟成したたわわに実のなる、
ブドウ畑から香ってくる歌声のように、、、
・・・ってワインソムリエじゃないんですけどね(笑)
ほか、音色には識別的側面といって、
例えば生アコギとエレキの音を聴き分けたり、
ベースとドラムを聞き分けたりといった認知の機能もあります。
このように、三次元ならぬ ‘多元的’ なのが音色なのです。
自分だけのサウンドを探求する道しるべ!
自分の歌声を、他人の歌声をリアルタイムで聴いているように
客観的に聴くことはできません。
が、このような軸・次元がある、ということを知っていると、
「自分だけのサウンド」
「(聴き手が)聴けばすぐわたしだとわかってもらえる歌声」
を探る’道しるべ’になりますね.
そのためには、
自分がどんな歌声なのか?
どんな特色を持っているのか?
をよく知ることが大切です。
ご自身がハナから「持っていない音色」を創ろうとしても、
それは、、、
・・・無駄なあがきです(´;ω;`)ウゥゥ
あ、今思いついたのですが、みなさんがどんな歌声を持っているか、
弾き合い会の参加者同士でフィードバックする時間を持つのも面白いかな、
と思いました。
ぼくを入れて3人の参加者がいれば、
やってみたいなあ。
ぜひぜひご検討下さいませ。
音色プロファイリング
例えば、以下は前田個人の印象、感想です。
ほかの方は別の印象を持つでしょう。
そういうのをみなさんでシェアしたら、
面白くないですか!(自画自賛www)
◆オカちゃん
線は一見(一聴)細く感じますが、
実は豊かで明るくややキラキラ甲高い歌声です。
とすると、あとはさらに’美しさ’の次元をもっと惹き出せば、
バランスがとれる訳です。
で、ギターサウンドも似ているので、
ギターと歌声が溶け込みやすいのでは?
そこはメリットですが、反面の短所として、
似すぎていると識別ができず単調に聴こえるかも?
歌とギター、お互い独立かつ対等に、
ハーモニーに昇華できるといいですね!
◆島崎さん
力強く重い歌声で、かつキラキラ華やかさの隠し味も感じます。
その迫力を、派手ではなく淡々とリズムをキープ、
土台として支えるギターサウンドが必要になるのでしょう、
そういう意識はしていないとしても、そんなギター演奏に感じます。
迫力の次元が抜きんでているので、その迫力を押さえ、
美しさや明るさの次元を意識すれば、
バランスのとれた、より良い演奏になるのでは?
◆風和里さん
何度も述べていますが、美しさの次元が際立っています。
ですので「癒しの歌声」と弾き合い会のオヤジたちが絶賛しているのです(笑)
この次元が、曲によっては哀愁を醸し出す源になっているのでしょう。
キラキラ華やかさの明るい次元も目立ちますので、
あとは迫力の次元を伸ばしていけば、さらに豊かな歌声になると思います。
もしくは迫力の次元はあきらめて(笑)、
美しさと明るさの次元を極めていく、という方向性もあります。
迫力の次元はギターに任せる、というのも一つの手でしょう。
・・・以上、取り急ぎ3/6参加の方に絞って音色の印象を述べてみました。
あなたの音色を探求する参考になれば幸いです!!
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