◆明日のために弾き語り忘備録メモその8
例えば、歌うたいのバラッド。
その「愛してる」のひとことを云うために、
すべての歌詞があるのだ。
なら、その歌い方でいいのか?
なぜその歌い方なのだ?
【解説】
ここしばらくの間、前田の師匠からレッスンを受けるといわれること、
それが「歌うための曲に対する構成力を付けましょう!」
ということ。
カンタンに言えば、「どう歌うか、あらかじめきちんと決めておく」
ということです。
上記例に挙げた歌うたいのバラッド。
この曲はコロナ前に福祉施設でボランティア演奏をしている際、
知り合いの施設担当者女性からリクエストされました。
実はこの曲知らなかったので、
youtubeで聴いて、歌詞を眺めると―
―正直言って曲自体はさほど歌いたいとは思わなくて、
結局歌っていないのですが―
この忘備録メモのような考えが浮かんできました。
で、下記、前田の解釈例です。
ほかの解釈もありますので参考程度に、
構成力について考えていただければ、と思います。
◆そことここをどうつなげるか?
構成力というとムズカシイのですが、
「愛してる」に歌唱のピークを持っていこうとするなら、
その前後のフレーズや曲の展開にも、
そこに持っていくための歌い方が定まってきます。
例えば
Aメロ → Bメロ → サビ(愛してる)
という展開なら、
AメロからBメロへの展開のつなぎ方、
Bメロからサビへのつなぎ方、
愛しているという言葉への感情の乗せ方、
そこから生まれる愛しているへの息づかい―
どう歌うかと考えた’その答え’によって、
歌い方が定まってくるのです。
◆分かりやすい歌い方とは?
一般に、一番シンプルで’分かりやすい’歌い方としては、
AメロBメロサビ、でそれぞれ歌い方を変える、
というやり方があります。
例えば、
Aメロは元気よく、Bメロは悲しげに、サビはとにかく明るく―
etcetc
この時のコツは、オーバーなほどメリハリをつける、
ということです。
自分が歌った録音音声を聴いてみるとお分かりになると思いますが、
自分では緩急つけたと思っていても、音声を聞いてみると、
さほど変わっていなかった、という場合があります。
前田も自分の練習音声を聴いてみると、変えたつもりなのに
「あれ???」っていうほど変わっていませんでした。
師匠曰く、
「まず3倍を意識して、自分で思っている以上に
オーバーにやってみてください。
そうじゃないとお客さんに全然伝わりませんよ」
3倍を意識してようやくなにか違うね、と認識される―
う~む、恥ずかしいのですけどね、最初は(/ω\)イヤン
◆構成力アップに必要なたった一つのこと
構成力、つまりはどう歌うか?は、
それこそ無数にあります。
あーやって歌おうかな、
それともこうかな、やっぱりあーだな、
いやでもこういう場合は―
きりがないです(笑)
実は前田もそうなのですけど、
そうなったら、することはただ一つ。
「決める!!」
です。
とにかく一つに決めてみる。
この歌い方でいいのか? ⇔ こう歌う!
この行ったり来たり、それが構成力アップへのスタートです!
◆編集後記
弾き語り忘備録メモって、実は2020年ころに書き始めていたものなのですね。
当時何となく思っていたことをツイッター用に短くまとめていたのです。
一応当時書いていた順番通りで解説しているのですが、
今読み返してみて解説を書こうとすると、
案外筆が進まないメモも少なからずあるんですよ。
それが、ふとしたきっかけで書き進めることができる、
ということがある。
もし忘備録メモの解説メールが滞ったら、
書けてねーな、とお思いくださって結構です(笑)
ではではまた!!
コメント